久松公園

「お城山」と呼ばれる標高263mの久松山(きゅうしょうざん)にある7.37haの公園。16世紀半ばに築城されたという鳥取城の米蔵跡、二の丸、天球丸跡を公園として整備したもので、園内には石垣も残っています。二の丸を中心に250本ほどの桜が咲く名所として知られ、「日本さくら名所100選」にも選定。

久松公園

公園を設計したのは明治神宮内外苑を手掛けた折下吉延

久松公園を設計したのは、明治神宮外苑なども手掛けた折下吉延(おりしもよしのぶ)。関東大震災が起こった大正11年に開設されています。折下は、関東大震災後に復興局建築部公園課長として隅田公園、浜町公園、錦糸公園、横浜の山下公園の公園化にも関わっていますから、多忙な日々を送っていたことでしょう。

鳥取城跡は、明治23年に旧藩主・池田家が国より買い戻し、市民からの要望を受けて池田家負担で公園整備が行なわれたのです。三ノ丸は、明治22年に中学校用地として県に貸し出されており、実際に公園として整備されたのは、天球丸跡、その下段にあたる楯御蔵・紅葉御殿跡、二ノ丸跡、城代屋敷跡、米蔵跡でした。

ツツジの開花期やモミジの色づく季節も美しく、一年を通じて市民の憩いの場として親しまれています。
例年桜の開花期(4月上旬~4月中旬)には『桜まつり』が開催され、江戸時代には藩主の居館が置かれていたという二の丸跡のぼんぼりに明かりが灯ります。
園内には白亜の洋館・仁風閣、サンショウウオの飼育展示や鳥取砂丘の資料が見応えのある鳥取県立博物館、『故郷』、『春がきた』、『春の小川』、『朧月夜』、『桃太郎』、『紅葉(もみじ)』など小学校唱歌を作曲した岡野貞一の歌碑があります。

岡野貞一
岡野貞一は、鳥取県邑美郡古市村(現在の鳥取市)の出身。因幡高等小学校(現久松小字校)を卒業し、東京音楽学校(現東京藝術大学)に進学。文部省唱歌の編集、作曲委員として多くの唱歌を作曲しています久松公園。入口には高野辰之作詞の文部省唱歌『故郷』の歌碑も立っています。

久松公園 DATA

名称 久松公園/きゅうしょうこうえん
所在地 鳥取県鳥取市東町
時間 入園自由
電車・バスで JR鳥取駅から日本交通バス鳥取砂丘行きで8分、西町下車、徒歩5分
ドライブで 鳥取自動車道鳥取ICから6.5km(16分)
駐車場 16台(無料)/市営鳥取世界おもちゃ館駐車場(73台/30分ごとに100円)から徒歩15分。土・日曜、祝日は鳥取県庁駐車場(地上114台・地下79台/無料)も利用可能
問い合わせ 鳥取市観光案内所TEL:0857-22-3318
関連HP http://www.torican.jp/

 

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