摩尼寺

鳥取市が市街の北東に位置する摩尼山(357m)は古くから亡くなった人の霊魂が集まる場所と信仰されていた場所。その摩尼山の西麓に834(承和元)年、円仁(慈覚大師)が創建した古刹が摩尼寺。摩尼山中には帝釈天(たいしゃくてん)が降り立ったという湖山長者伝説の「立岩」など多くの霊跡が残されています。

摩尼寺

現在の堂宇は鳥取城の鬼門封じで建立

『摩尼寺帝釈天王縁起』によれば、平安時代に帝釈天が降臨した地に、高草郡の産見(うぶみ)長者が精舎(しょうじゃ)を創建。83(承和元)年頃に円仁(慈覚大師)が寺を起こしたのだという。
往時の寺は摩尼山の山頂付近にあったとされますが、寺はその後中腹に移転。さらに、1581(天正9)年、羽柴秀吉が吉川経家の籠もる因幡鳥取城を包囲した鳥取城攻め(通称「鳥取の飢え殺し」)で、羽柴秀吉軍の焼き討ちにあって荒廃。
その後、藩政時代に因幡国鳥取藩藩祖・池田光仲らが鳥取城の北東(艮=うしとら)の鬼門にあたる現在の山裾に、鬼門鎮護で再建したのが現在の摩尼寺です。

中国三十三観音の特別霊場で、7月の会式や彼岸の頃にはとくに多くの参拝者で賑わいを見せます。
本堂には本尊の帝釈天像、千手観音を祀るほか、善光寺如来堂には阿弥陀三尊像と虚空蔵菩薩像を安置。希望すれば本尊下の暗闇を巡る「戒壇めぐり」も可能です。
仁王門は1594(文禄3)年築で鳥取県の文化財。1860(万延元)年築の本堂、明治25年築の鐘楼、山門は国の登録有形文化財。

帝釈天降臨伝説の立岩(鐘楼・三祖堂跡)・奥の院へは徒歩30分ほどのハイキングとなりますが寺務所への申し出が必要。
門前にある「門脇茶屋」、「源平茶屋」など精進料理の店も評判で、山菜料理とこんにゃく田楽が人気です。
毎月13日が虚空蔵菩薩縁日(子供の成長と健康祈願)、18日観音菩薩縁日(諸々の祈願)、27日帝釈天王縁日(諸々の祈願)。

摩尼寺の年中行事

4月第3日曜/位牌施餓鬼会法要
7月26日~28日/帝釈天会式
旧暦8月15日/へちま加持=諸病ぜんそく平癒の秘伝
10月第3日曜/位牌施餓鬼会法要
12月8日/針供養

摩尼寺 DATA

名称 摩尼寺/まにでら
所在地 鳥取県鳥取市覚寺624
時間 境内自由
電車・バスで JR鳥取駅からタクシーで20分
ドライブで 鳥取自動車道鳥取ICから10km(20分)
駐車場 10台/無料
問い合わせ TEL:0857-23-5300/FAX:0857-23-5300

 

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